後悔しない木風呂選び!木材の種 類とそれぞれの特性・向き不向きを比較

癒しの木風呂はどの種類を選ぶ?香りと肌触りが違う浴槽材の選び方と注意点
木風呂は、古くから日本で親しまれてきた天然素材の浴槽(風呂桶)です。木材ならではの豊かな質感や香りが最大の魅力で、特別な癒し空間を演出してくれます。温泉旅館などで目にする機会も多いのではないでしょうか。
木風呂に使用される木材の種類によって、その雰囲気や魅力は大きく異なります。
こちらでは、木風呂の導入を検討されている方に向けて、さまざまな木材の種類とその特性、選び方のポイント、使用上の注意点などを詳しくご紹介します。
木風呂に用いられる主な木材の種類と比較
木製浴槽(風呂桶)にはさまざまな種類の木材が使われますが、それぞれに異なる特徴があります。ここでは、代表的な木材の種類とその特性、メリット・デメリット、どのような方に向いているかをご紹介します。
◇檜(ひのき)
檜は、日本人に最も馴染み深く、木風呂の代名詞ともいえる高級木材です。最大の特徴は、その芳醇な香りです。

この香り成分(アルファピネンやトルネオールなど)には、リラックス効果や森林浴効果が期待できるとされています。また、消臭・殺菌効果もあり、浴槽材として非常に優れています。耐久性も高く、末永く使える点も魅力です。ただし、他の木材と比較すると価格は高めになる傾向があります。心身のリラックス効果を高めたい方や、高級感を重視する方におすすめの木材です。
◇高野槙(こうやまき)
高野槙は、非常に高い耐水性と耐不朽性を持つ丈夫な木材です。古くから建築材としても用いられてきました。檜のような強い香りはありませんが、その耐久性の高さから、長く使いたいという希望がある場合に特におすすめです。また、変色しにくく綺麗な状態を継続できるため、丈夫で長持ちする浴槽を求める方に適しています。
◇椹(サワラ)
椹は、檜に似た美しい木目と手触りを持ちながら、独特の香りがほとんどありません。このため、食材の風味を損なわないまな板やオヒツにも使われます。人工林で育ったサワラ(民材)の価格は檜よりも抑えられる傾向がありますが、耐久性は檜にやや劣るといわれています。香りの強い木材が苦手な方や、コストを抑えつつ木の質感を楽しみたい方に適しています。
◇青森ヒバ
ヒバは、「ヒノキチオール」という成分を豊富に含み、強い抗菌・殺菌作用と防カビ効果を持つのが最大の特徴です。カビが繁殖しにくいため、お手入れの手間を減らしたい方に人気があります。また、檜に似た心地良い香りも楽しめます。清潔さを保ちやすく、メンテナンス性を重視する方や、抗菌効果と香りの両方を求める方におすすめです。
これらの木材の特性を理解し、ご自身の希望に合ったものを選びましょう。
材質がもたらす木風呂の使用感と選び方
木風呂の大きな魅力は、木材そのものがもたらす独特の使用感にあります。特に肌触りや香りは木材の種類によって異なり、バスタイムの質を大きく左右する重要な要素です。
◇木風呂の使用感
■ 肌触り・入浴感

木材は、金属やプラスチックとは異なり、温かみのある柔らかな肌触りが特徴です。湯を張ると木材が水分を含み、さらに肌に馴染むような感触になります。また、木材によっては湯あたりがまろやかになるともいわれており、よりリラックスできる入浴感を提供します。
■ 香り
木材の種類によって放つ香りはさまざまです。例えば、檜や青森ヒバは特有の芳香があり、リラックス効果や森林浴のような癒しをもたらします。一方、椹(サワラ)のように香りがほとんどない木材もあり、こちらは香りに敏感な方や、無香に近い状態を好む方におすすめです。
◇木風呂の選び方
木風呂を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。理想の木風呂を見つけるために、以下の点を考慮しましょう。
■ 使用感の違い
特に重要なのは「香り」です。木材によって香りの強さや種類が異なります。例えば、檜はリラックス効果のある強い香りが特徴ですが、椹は香りがほとんどありません。ご自身の好みに合わせて香りを重視するかどうかを検討しましょう。
■ 設置場所や環境への向き不向き
耐久性や耐水性は木材の種類によって異なります。湿気の多い場所や、より長く使いたい場合は、耐不朽性・耐水性の高い檜や高野槙、抗菌・殺菌作用が高い青森ヒバなどがおすすめです。
また、檜風呂の本来の寿命を全うするには、正しく設置することが必須です。
正しい施工の知識をしっかりと実行できる施工者に設置をお任せすることが大切です。
■ 予算とのバランス
予算とのバランスも重要です。檜は高級とされる一方、椹(人工林材)は比較的安価に導入できる選択肢となります。
これらの要素を総合的に比較検討することで、ご自身の希望に合った最適な木風呂を見つけることができるでしょう。
木風呂を使用・維持するうえでの注意点
木風呂を長く快適に使うためには、適切なお手入れとメンテナンスが欠かせません。木材は、日々の使い方や環境によって状態が変化します。ここでは、木風呂を美しく保ち、長持ちさせるためのポイント・注意点をご紹介します。
◇日常のお手入れ
■ 毎日のお湯の排水
入浴後はお湯をすぐに抜き、浴槽のぬめりを防ぎます。
■ 排水直後のお掃除
柔らかいスポンジと中性洗剤で優しく洗い、水でしっかりと洗い流します。
■ 水滴の拭き取りと乾燥
入浴後や洗浄後はゴムワイパーで水を切り、乾いたタオルなどで表面の水滴を拭き取って、浴室全体の換気を良くしてしっかり乾燥させます。
■ 長期不使用時の湿度維持
2週間以上使わない場合は、乾燥によるトラブルを防ぐため、浴槽に水を汲んだバケツなどを置いて湿度を保ちましょう。
◇定期的なメンテナンス
■ カビの早期除去
カビを見つけたら、木材専用のカビ取り剤で早めに取り除きます。
■ 木材保護剤の塗布
一般的に流通しているシリコン系の木材保護剤は柔らかく耐久性が低いので、半年に一度を目安に浴槽全体に保護剤を塗布することで、木材の機能と魅力を維持できます。
特殊なセラミック系の木材保護剤は硬く耐久性が高いので、3年~5年を目安にメンテナンスして塗装します。
カビ取り剤を使用した箇所には必ず再塗布が必要です。
これらのメンテナンスを習慣にすることで、木風呂ならではの風合いを楽しみながら、長く愛用することができます。
木の質感と香りが楽しめる理想の木風呂で一日の疲れを癒そう
木風呂は、日本の伝統的なお風呂文化であり、その魅力は木の質感と香りにあります。さまざまな木材が浴槽に使用されますが、それぞれに異なる特徴があります。上記の内容を参考に、ご自身の好みや重視するポイントに合わせて選びましょう。特に香りを重視される方には、リラックス効果の高い檜風呂がおすすめです。
理想の木風呂を選ぶためには、各木材の特徴を理解し、ご自身の希望を整理することが重要です。迷った際は、専門業者に相談してみるのもよいでしょう。
木風呂、特に檜風呂の導入を検討されている方は、匠貴船制作所株式会社にご相談ください。一級建築士の代表が、長年の経験と独自の技術「匠加工」を活かし、厳選された高品質な檜風呂をオーダーメイドで提供しております。木の質感や香りを長く楽しめ、お手入れも簡単です。まずはお気軽にお問い合わせください。専門スタッフが、お客様の理想の木風呂についてじっくりとお話を伺い、最適なプランをご提案いたします。
■檜風呂へリフォームする際のポイント
木の種類にこだわった木製風呂のご相談なら匠貴船制作所株式会社
[会社名]
匠貴船制作所 株式会社
[住所]
〒491-0837 愛知県一宮市多加木1丁目3-23
[TEL]
050-1741-7301
[FAX]
0545-64-2888
[設立]
2020年
[代表取締役]
桐山明文
[メールアドレス]
info@t-ks.jp
[主な事業内容]
檜風呂の製造・販売・施工
[URL]
https://www.t-ks.jp
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