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一部だけ穴があいた檜風呂の入れ替え|長持ちさせる原因対策とリフォーム事例

  • 執筆者の写真: 桐山明文
    桐山明文
  • 8月7日
  • 読了時間: 4分

檜(ヒノキ)風呂の一部に穴があいてしまい、交換を検討されている方も多いのではないでしょうか。「檜風呂は10年ほどで寿命を迎える」と思われがちですが、適切なお手入れや構造上の対策を行えば、より長く快適に使い続けることが可能です。

今回は、浴槽の一部が腐って穴があいてしまった檜風呂の入れ替え事例をご紹介します。傷みの原因を根本から解決した施工対策と、お客様のご要望に応えたリフォーム内容をまとめました。


檜風呂に穴があいた原因と2つの構造的課題

今回のご相談では、10年ほどご使用された檜風呂の一部に穴があいてしまっていました。調査したところ、傷みの背景には大きく分けて2つの原因がありました。

  • 排水の直撃による局所的な摩耗・劣化 洗い場側の床排水がグレーチング内に集まって、塩ビ管で浴槽の底板側面の特定部分に直接ぶつかり続ける構造になっており、その部分が徐々に腐って穴があいていました。(下記写真参照)


    グレーチング排水溝から出ている塩ビ管

  • 「ゲタ(脚)」がないことによる換気不足 浴槽の底面にゲタ(通気のための隙間を作る脚)がなく、湿気がこもりやすい状態でした。換気ができないことで乾燥が進まず、腐食を早める要因となっていました。

お客様自身も「10年使ったから寿命だろう」と諦めかけていらっしゃいましたが、構造上の課題を解消すれば長持ちさせられることが分かりました。


匠貴船制作所が実施した4つの解決策

そこで匠貴船制作所株式会社では、単に浴槽を新品に交換するだけでなく、今後同じトラブルが起きないための予防対策を講じた入れ替え工事をご提案・実施いたしました。

1. 浴槽の底に「ゲタ」を取り付け、空気の通り道を確保

浴槽の底面に4㎝のゲタを取り付けることで、床面との間に隙間を作りました。下部に空気の通り道ができることで換気性が格段に向上し、カビや湿気による腐食を防ぎます。

2. 底板の高さを調整し、排水の直接干渉を防止

底板の高さを絶妙に上げる設計変更を行いました。排水が直接浴槽の木部にぶつからない位置へ移動させたため、水の衝突による局所的な消耗のリスクを解消しています。

3. お客様の希望に合わせた「マクラ」の設置で快適性向上

入れ替えにあわせ、お客様のご要望であった特注の「マクラ(頭置き)」を設置しました。

単にマクラを取り付けるだけでなく、浴槽全体を背もたれ形状にし、身体にフィットするなだらかな曲線を描くデザインに仕上げています。さらに、お客様の腰から足までの長さに合わせてサイズを精密に設計・調整いたしました。お客様の身長(160㎝)にあわせ、腰から足まで(100㎝)にあわせ、背もたれの角度を110度に調整し、浴槽の深さを46㎝にしました。これにより、足の裏が浴槽の壁に届いて背中は背もたれに届き、頭がマクラのところに当たるようにしました。起き上がりやすく、浴槽からの出入りがしやすいように設計しています。

身体への負担を軽減し、ゆったりと頭を預けて入浴できる、リラックス効果の高い至福の空間へと生まれ変わりました。

4.抗菌コーティング塗装

さらに、今回は入れ替えにあたり、自社独自の『3つのオリジナル抗菌コーティング(匠加工)』を施しています。これにより、構造だけでなく抗菌コーティング塗装による表面からのカビも防ぐため、以前よりはるかに長持ちします。


【お客様からの声】

「10年でダメになると思って諦めていましたが、まさか見えない構造が原因だったとは驚きました。マクラも私の体型にぴったりで、前よりずっと快適です!(岐阜県 T様)」


まとめ:適切な対策で檜風呂はより長持ちします

今回の施工により、原因となっていた換気不足と排水の干渉が解決し、長持ちする安心な檜風呂へと生まれ変わりました。ご希望だったマクラの設置も大変好評で、お客様にも「これでまた安心してゆっくりお風呂を楽しめる」と深く喜んでいただくことができました。

「檜風呂の寿命は10年程度」とお考えの方も、設置環境や構造を見直すことで耐久性は大きく変わります。一部の傷みや入れ替えでお悩みの方は、ぜひ一度、匠貴船制作所にご相談ください。



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